1巻目を買い求めて 1.2万歩。気が重たくなった理由。
「綾辻行人と森博嗣を、足して2で割って、0.7を掛けたようなミステリ。作者は、”しゅうきりつ”。理系ミステリを想像できるペンネームでしょ。読んでみたら。こーいうの好きだよね。」
そう言われたのは、昨年の11月。0.7を掛けるところが微妙であるが、作者名は頭に残った。・・・周期率。
昨年12月、近くのBOOK OFF を覗いて、年末用の本を探していた時、「双孔堂の殺人」、「伽藍堂の殺人」という2冊のタイトルが眼にとまった。作者名は、「周木律」とある。すぐには「しゅうきりつ」と結びつかなかった(読めなかった)が、”これかあ~”と手に取る。シリーズの2巻目と4巻目。正月のつまらないテレビ番組を観るより良いかと、裏表紙の価格を確認して会計へ。
シリーズ2巻目「双孔堂の殺人」を読み終えたのは昨年のXmasの後。続いて4巻目を読み始めるが、このシリーズ、1巻目から読まないと、シリーズを貫く謎(各巻のエピソードを縦糸とすると、各巻を繋ぐ横糸)と、キャラクターを理解しにくい。4巻の途中、結末の部分の前で本を閉じ、1巻と3巻を探すことにした。
押し迫った年末、ヨドバシ秋葉原に出かけたついでに、秋葉原のBOOK OFFに立ち寄る。6巻目「鏡面堂」を見つけるが、1巻目がない! 3巻目もない。 ここまで来たので、上野まで足を延ばすが、ここでも1巻目、3巻目がない。・・・・新刊を買うため書店に行こうとまでは思わない。そして、2024年が終わった。
年が明けて、門前仲町店を再度覗くが、1巻も3巻もない。1巻目を探すためにわざわざ、寒い中を錦糸町、新宿まで出かけようとは思わない。
1月後半。新宿世界堂へ画材を調達に行く。ネット検索でBOOKOFF新宿靖国通り店が近いことを確認する。ダメもとで足を延ばす。大きな店舗ではないが、3巻、6巻を見つける。新刊1冊分の値段で2冊Get! こうなると、1巻目が欲しい! 新宿西口店まで徒歩で向かうが、ここでも1巻目がない! ため息が出る。・・・・明日の午前中、錦糸町へ行くことを考えながら、大江戸線の改札に続く地下道への階段を降りて、門仲へ戻る。
翌日でなく、翌々日になったが、昼過ぎバスで亀戸経由、錦糸町へ向かう。BOOKOFF亀戸店にも1巻目はなかった。最後の望みをかかえて、徒歩で、隅田公園を通り越して、錦糸町店へ向かう。広いフロアで期待できる。日本人作家「さ行」を見つけ、書架に眼を走らせる。そして、ついに見つけた! 第1巻「眼球堂の殺人」。一緒に5巻目も手にする。”もっと早くにここに来ればよかった”と思いつつ、後表紙の価格を確認する。
年末から探して歩いて漸く手に入れた1巻目であるが、そこに貼られていた価格は、定価から200円引きの値段! 500円硬貨でおつりがくると思っている BOOKOFF 価格としては高い。
今日の往復のバス代を入れると、門仲の書店で新刊を買った方が安い。これまでいくつかの店舗を廻った交通費、労力、時間を考えると、新刊を買った方がリーズナブルであった。そんなことを思いながら、帰りは、錦糸町から門仲まで歩いてきた。良い運動になった。
とはいえ、1巻から6巻まで揃った。シリーズ最後の7巻目は買ってはないが見つけてはある。しばらく、寒い夜の時間つぶしを手に入れた・・・。
とはいえ、1巻から6巻まで揃った。シリーズ最後の7巻目は買ってはないが見つけてはある。しばらく、寒い夜の時間つぶしを手に入れた・・・。
(2.16更新)
5巻目まで読み終えた。・・・・微妙な展開。0.7を掛けるという意見はわかるような気もする。6巻を読み終えてから、7巻目を考えよう。
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