マイク・トラウト選手は英語で何と言ったのか-大谷選手の「えぐいスライダー」
日本チームの優勝で終わったWBC。それから6日間が過ぎるが、どの局も朝と昼のワイドショーでは、相変わらず同じような話題を流している。そろそろ食傷気味である。
https://www.sankei.com/article/20230322-6NBCGYOE6JMHRGYHLY2SW6PACY/?outputType=theme_wbc2023 |
決勝戦9回表2アウト。大谷翔平選手とマイク・トラウト選手の対決は見応えがあった。大谷選手がトラウト選手を三振に打ち取り、日本の優勝が決まった場面。朝日新聞の28日朝刊のスポーツ欄にも、『トラウト「大谷、えぐいスライダー」』の見出しで、この時のトラウト選手の談話が掲載されていた。「最後の一球は、えぐいスライダーを投げてきた。」と振り返ったという記事である。テレビでも、”えぐいスライダー”という日本語で紹介された。
この発言は、「すごい曲がり方をした素晴らしいスライダー」という趣旨であったと思う。大谷選手に敬意を示す発言であり、そこには”最後はストレートで勝負してこなかった”という恨みに近い感情や悪意や敵意はなかったと思う。
彼が英語で何んと言ったのか、そしてそれをなぜ「えぐい」という日本語に訳されたのか気になった。
日本語の「えぐい」には、“すごい”という肯定的な意味と、“ひどい、むごい”という否定的な意味の両方があり、いろいろな使われ方をする。また、年代によってもヤバイのように異なるニュアンスで使われる単語であるように思う。このニュアンスの違いが時に誤解を生み、意図と違うことが伝わることも多い。スポーツも政治も重要な発言には、原語、原文を合わせて表示、テロップで流すべきでないかと思う。これから日本人がさらに国際人となるために必要でないかと感じた。
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